卯陪従(うべえじゅう)

令和6年2月9日(金)/令和6年11月11日(月) 午後7時より

鎌倉時代より当宮に伝わる800年以上の伝統神事で、2月・11月の初卯の日に夜神楽として 湯立神楽 を奉納します。

 

このお参りをすると、1年間お参りしたのと同じだけ御利益があると伝えられています。

卯陪従(うべえじゅう)とは、卯の日に行う陪従(べいじゅう)の神楽と言う意味です。

現在では神社にお参りすると、巫女さんや神主さんが御神楽を奉納してくれますが、古くは宮廷などでは伶人(雅楽の演奏者)や陪従(お供として従う人・舞人などを勤める)を引き連れて神社に参拝し神楽を奉納したのが始まりで、これが陪従の神楽です。

源氏物語の中には、光源氏が伶人やお供の中から眉目秀麗(びもくしゅうれい)な者を選んで陪従として従え、住吉大社に参詣し神楽を奉納したことが記されています。

富岡八幡宮に「陪従神楽」の古い呼び名が残っているのは、富岡八幡宮が古社である事を物語っています。

★ 2月の初卯の日…祈年祭にあたり この一年の豊作を祈るお祭り

★  11月の初卯の日…新嘗祭にあたり 収穫を感謝するお祭り

*『卯陪従』は社殿の外に舞台を組んで行います(雨天時は社殿内にて行います)
*祭典はおおよそ1時間ほどかかります。どうぞ暖かい恰好で御参詣ください。
*祭典終了後には、お神楽で沸かした釜のお湯とお神酒の振る舞いを行います。このお湯を飲むと風邪をひかないといわれています。